すべてはお花見から始まった!?
2012年4月某日、東京吉祥寺、井の頭公園。お花見で円卓を囲んだ数名の粒吹仲間(写真)。誰かが言い出した「粒吹にはせっかく“フェリスタス”っていう愛称がついてるんだから、このメンバーでフェリスタス吹きたいよね」のひと言に「次のコンサートでやっちゃおうよ!」「えっ!次のコンサートって???」「それじゃあ自分たちで開けばいいじゃん!」そんな会話がとんとん拍子に進み、翌週には武蔵野市民文化会館大ホールを予約していました。
さてさて、「フェリスタス」といえば、1979年度の吹奏楽コンクール課題曲A。アルトサックスの旋律がもの悲しくも希望に満ちていて、課題曲の中でも異色を放つ感涙の名曲ですよね。コンサート会場はサクッと押さえたものの、じゃぁ、その“課題曲”フェリスタスを演奏するためにはどんな企画構成にすればいいの? 単純に演奏曲目に並べるんじゃ何だかとっても唐突だし、う〜ん・・・・そうだ!全部課題曲にすれば問題解決だ! 他の年代にもすごく有名だったり名曲といわれてる曲もいっぱいあって、あっ、「風紋」しびれるねぇ、最近じゃ「風之舞」が超有名だよなぁ、よしっ!それらを並べてステージを構成しよう・・・・かくして、第1部「課題曲なう」が誕生したのでした。
そんな行き当たりばったりの人たちによる行き当たりばったりの企画立案ではございましたが、練習すればするほど課題曲という一種独特な魅力に引き込まれていくのを感じ、お花見メンバー全員、この企画ってあながち間違ってなかったんだなぁと今さらながら胸をなで下ろしております(笑)
第2部「ポップスなう」も、ただ演奏するんじゃ粒吹の名に恥じる!という使命のもと、色々な仕掛け(ひ・み・つ)を盛り込んでカッコ良く、時にはズッコケに仕上げました。特にラテンメドレーは本コンサートのために木原 塁氏が既存の譜面をベースに編集し、オリジナルアレンジ部分も含めて「青春なう」の聴きどころのひとつでもあります。
世代を超えて、
決してノスタルジックではない「“今”が青春!」を
客席のみなさまと一緒に共有したいと思っています。
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